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論文

池沢・日野論文

7月2日

池沢裕和・日野 正輝(1992):福島県における企業の支店配置について、地理学評論、Vol.65A-7、pp.529-547.

を読んだ

福島県では郡山・福島・いわき市が人口や小売販売額で類似規模にあるにもかかわらず、郡山に支店が多く立地している。
とくに、県全域をテリトリーとする県外企業の支店が郡山に拠点を配置している。卸売業にその傾向が著しく見られる。
郡山は東京本社としての位置づけられている。
建設業のように県庁などの行政機関との接触の利便性を重視する企業は県庁所在地である福島に県全域をテリトリーとする支店を配置している。
福島支店は仙台支店管轄の支店が多く、郡山支店の管轄下に入ることはない。
しかし、いわき市と会津若松の支店は郡山所在の支店、本社の管轄に属する。
郡山と、いわき・会津若松の間に階層的配置が行われている。
支店の立地要因としては移動効率性と需要の集積量が挙げられる。
福島、いわき市に比べて郡山へ支店が集中しているのは移動効率性が高いためである。
他の県で考えた時に、県庁所在地に支店の集中がある場合、行政の中心地というだけでなく、需要規模及び、県内地域への移動効率性が評価されていることが予想される

って感じでした。

謝辞のところが我らががるるるるー先生だった。
というか、文献資料のところに日野論文がいっぱい挙げられているんだけど・・・
・宮城県における「地区販売会社」の事業所の配置形態
・山形県における支店立地と都市の階層性
・森岡における支店の集積量と特性について
・青森市における支店の集積量と特性について
・山陰地方における企業の支店配置について

彼は支店配置が専門なのか・・・
未だに日野モデルがなんなのかわからない
吉田宏の文献もいっぱい挙がってたからいつか読んでみたい

そろそろ景観について勉強したい
その前にクリスタラー関係・・・
次回は須田論文で行きます(予告)



7月3日(日)01:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 論文 | 管理

日野論文

7月1日

日野 正輝(1983):宮城県における「地区販売会社」の事業所の配置形態、東北地理、Vol.35-4、pp.169-181.

を読んだ

地区販売会社は県域をテリトリーとしていて、さらにその営業拠点の配置においては郡域をテリトリーとしている。
ここには営業拠点の配置を可能にするだけの需要量と、営業活動を不効率にしない距離が関係している。これの関係を計算式によって求め、宮城県内を分割するエリアのモデルを求めた結果、仙台・石巻・古川・気仙沼・柴田町を中心とした5つのエリアが割り出された。
実際に多くの企業もモデルに合致する形でテリトリーを持っていた。
しかし、実際は計算式を使わずとも、県内地域の認識的な区分を用いればこのモデルとほぼ合致する。

ってかんじの内容でした。



7月2日(土)13:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 論文 | 管理

堤論文1

6月26日

堤 正信(1975):福島県における中心地階層構造の研究、人文地理、Vol.27、pp.227-251.

を読んだ。
山地では2階層、平地では3階層の中心地階層構造が生まれる。
都市と地方町は互いに独立関係にあり、
都市-役場集落-低次役場集落
という階層関係になっている。
財の種類と水準によって都市か地方町か役場集落か、低次役場集落がわかれる。

って感じの内容だった。



6月27日(月)12:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 論文 | 管理


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